インフルエンザ治療薬タミフル

平成26年にタミフルが不足した理由

平成26年も毎年のことながらインフルエンザが大流行しました。平成26年は香港型やB型など様々な型のインフルエンザが流行した年でもありました。特にインフルエンザの初期症状として吐き気が特徴的でした。この吐き気を単に体調が悪いと片付けて、放置した人がその後高熱にうなされ、一週間会社や学校を休むことになりました。
吐き気といった症状があらわれた瞬間に、すぐに医療機関を訪れタミフルやリレンザを服用していると、40度以上の高熱に悩まされたり全身の関節痛や激しい頭痛、嘔吐、下痢に悩まされることはなかったのです。インフルエンザに感染すると、潜伏期間と言われる3日以内に軽い吐き気や喉の痛みを感じる人が多い傾向にあります。この潜伏期間にタミフルやリレンザを服用すると、肺でのインフルエンザウィルスの増殖が抑制され、その後高熱が出たり嘔吐や下痢に見舞われることはありません。インフルエンザに感染した場合は48時間以内の潜伏期間にいかに対処するかが重要であり、対処によって症状の重篤化を避けることができます。
しかし平成26年はインフルエンザウィルスの流行以外に世界的にエボラ出血熱が流行しました。そのため世界中のタミフルが集められアフリカなどに輸送されたために、タミフルが不足する事態も見られました。平成26年はタミフルに代わるインフルエンザ治療薬のリレンザが日本で非常に用いられ、大活躍した年でもありました。リレンザはタミフルと形状が異なり、粉末状の吸入薬となっています。肺にダイレクトに作用し、インフルエンザウィルスの増殖を妨げるので、潜伏期間の対策薬として非常に即効性があり有効であると言えます。